CAUTION!!

当コーナーは、9巻以降の固有名詞などをほんのちょっぴり含みます。
ストーリーや、事の真相については一切ネタバレしないつもりですが、
未プレイの方については、ご注意お願いいたします。





当コーナーは、
ヘタレ管理者、ぐるまるきんが、
我が家の「ローンウルフ専用本棚」に、全巻納める
という究極目標に向かって、
「一個人の力でいったいどこまでやれるのか、 どこまで「らしい」ものが製本できるのか」
をテーマとした、
熱き戦いの記録であります。
(たわごととも言ったり言わなかったり)




きっかけ

ローンウルフが8巻を最後に出版されなくなってしまいました。
それは今からもう15年以上前の話。
続巻はいまだ出てません。もちろん、そんな話もありません。
でも読んでみたい。
どうしても、あの話の続きが知りたい!
思い続けて幾年月。
なら、翻訳しちゃえ!
本家本元のローンウルフを、自分で翻訳してしまえ――

長年のこの本の一ファンとして、
復活の一縷の希望を捨てず十数年待ち続けた者として、
せめてそんな自分に報いたい―――
これがすべてのはじまり


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:お・知・ら・せ:

引越しに伴うプロバイダ切り替え中の日記更新につきましては、
掲示板―マグナマンド番外地―
に掲載しておりますので、そちらを参照くださいませ。



今月のた・わ・ご・と

2009年 12月20日 突貫に次ぐ突貫の末

午後7時25分、製本作業終了。
できた…出来上がってくれました……
翻訳15巻、「ダークの聖戦」発刊完了です。

表紙 裏表紙 文面

ロアストーンとある意味対をなす闇の宝玉ドゥームストーン、
7つある中でも最強といわれるダークのドゥームストーン」をめぐって
ローンウルフとマグナールンが争奪戦を繰り広げるというのが今回のお話。
これまで何度か劇中にも出ていたドゥームストーンですが、
いよいよ今回はそれが話の中心に。
イカヤの時は無造作に道端に捨ててたりヘルドスの時はろくな説明もないままいきなり叩き割ったりと、
結構雑な扱いをしてたんですが、今回はさすがにそんな事はありませんでした。
他にも、10巻以来の登場となるサーナック王や超久々となる雪原での戦い、
今回のいけにえ…もといガイド、プラーグ隊長のズッコケぶりや
大ボスマグナールンの豪快な変身っぷりなど見所も色々。
地獄の湿地ヘルスワンプの半魚人シクァーリも、素晴らしいビジュアルで再会を祝してくれます。
テキストも13巻「ルエルの疫病王」ほどではないにせよそれに迫るボリューム。
明らかに他の巻とは本の厚みが違います。

ただ、それだけに今回も翻訳作業が大変だった……

情景描写のひたすらに長いパラグラフばかりで、さすがにツライの一言。
実質11月からスタートした仕事だったのですが、
全パラグラフを書き終えたのが三日前。
1ヶ月半で340ページは結構キツく、
てか、出来ると思ってませんでした。
さらに、翻訳が終わっても1冊の本になるまでには
推敲やレイアウト、裁断、製本など…まあ、ゴタゴタがあるわけですが、
所要日数3日。
超新記録。
ゴンズ様もビックリ。
やー、やればできる、なんてガラじゃなかったはずなんですけど。
どうにか冬コミ当日の入場許可証、というか手土産ができました。
惜しむらくは、これを自分のスペースでこれを発表できなかった事……
いや、もうこれについては何も言うまい。

ともあれ、今日は久しぶりに布団の上で眠れそうです。ばんざーいばんざーい。

後日、「the story so far」も更新しときます。

2009年 12月12日 15巻も道半ば

なんか年末恒例みたいになってきましたが…
これから先いつ更新できるか分かんないんでとりあえず更新します。
ただ今15巻「ダークの聖戦」を翻訳中。
パラグラフは現在200を超えたあたりで。
もう鬼のような急ピッチでやってます。
何とか翻訳して、推敲して、体裁整えて、製本して……
なんとか冬コミ当日に間に合うかどうか、といった感じかも。
もし完成したら、またここで報告いたします。
しかし、ローンウルフもグランドマスターシリーズに入ってからは
テキストが長くなって……
あと、ひたすら闇の軍勢と戦い続ける展開にもちょっと……
昔みたいに、「気の狂った男」とか「泥棒」とかとガチで戦いてぇ。
せめて役に立つアイテムがもう少し出てくれたら。
「カルトの火の玉」も使えなくなったし。

2008年 12月20日 14巻、完了!

前回更新から1年も……
とうとう日付の前に年号まで入れなきゃならなくなってしまいました。
これもちんたらちんたらしてるせい、すんません、反省してます。
で、でも何もしてなかった、ってわけじゃないんですよ!
前巻「ルエルの疫病王」翻訳完了からやはり1年。
14巻「カーグの囚徒」、翻訳終了です。
今回も我らがカイ戦士サマは敵の要塞に殴り込みです。
って、なんかルエルの時にも似たような事を…っと、誰か来たようです、誰かな〜。

表紙 裏表紙 文面

ともかく、敵に拉致られた親友バネドンを救うためダークランドへ特攻。
てっぺんが富士山ぐらいの高さがある超巨大要塞、カーグへ潜入します。
話のスジはほぼ最初から最後まで拠点潜入ミッション。左向いても右向いても敵しかいません。
一般的なゲームブックらしいシナリオですが、ここんとこのローンウルフはだんだんこのテンプレに準ずるようになってきました。
個人的にはそろそろ昔のような「世界をさすらう一匹狼」みたいなミッションもまた見てみたい気もしますが。

また、翻訳という観点から言うと今回はルエルよりもテキストは減ってました。
製本して調べてみると、なんと前回より40ページ減です。
とはいえ、テキスト量過去最高だった「ルエルの疫病王」は同じ文言のパラグラフがそれこそアホほどあったせいでもあるのですが。
という事ですので、ページが少なくなったといっても冒険の尺が短くなっているとかそういう事はありません。

あと、グランド・マスター・シリーズならではといった話題になってしまいますが。
新シリーズになってローンウルフが魔法を使うようになったんですが、それの翻訳と管理が大変。
色んな魔法がぽんぽん出てくるんですが似たような名前なのに別物とかそんなんが何気に多いです。
しかも古マギとトランの2系統あって、ちゃんとデータベースに特記しとかないとどっちの魔法だったか混乱してしまって……
しかもとんでもない事に、作者ですら本文で間違えてます。なかなかカオスです。
呪文の数はこれからも増えそうですし、先が思いやられそう。
今回はコミケにサークル参加しなかったから時間に余裕はありましたが、次の15巻はどうなる事か。
受かってたら受かってたでそれも大変なんですけど。

あ、13巻「ルエルの疫病王」なんですが、さらにバージョンが上がりました。
1.2です。
またしても大規模な修正が入ってしまいました。もはやなんだか別物……申し訳ございません。


10月15日 推敲作業、開始ー!

「ナスの煮びたし」のおいしい作り方を随時超募集中のぐるまるきんです。
ようやく寒くなってきましたね……ありがたい事です。
吐く息が白くなる日が待ち遠しい。

って、それよか!

前回の書き込みより2ヶ月経過……俺は何やってんだ。
すんません、なんだかバタバタしてしまいました。
仕事関係もとりあえず一段落し、いよいよ夏の出版の見直しをはじめる事に。
なんだかんだで最後は突貫作業カマしていた13巻「ルエルの疫病王」ですが、それも過去最高のテキスト量になったがためのようなもの。
本の厚さを比べてみれば、1巻とは1センチ弱ほどの差があります。
「ロー辞苑」1冊が丸々収まる厚み、まるで別モノです。
新シリーズになって情報量が飛躍的にアップした……とも思えないのにこのテキスト量は一体……
これからの続刊もこの量になるんでしょうか。今からガクブルが止まりません。

で、毎度おなじみの反省会、次バージョンに反映させるべく推敲作業を開始。
とはいえ作業そのものは電車の中でも出来るものだから、これまで少しずつはやってきてたんですが……
はぁ。
既に現時点で豪快な修正が入っとります。
ううっ……自分が昔書いた文って読むのがツライ……。
なんでこんな文章にしちゃったんだろうと思うことが多すぎて……くっ
それなりに余裕を持って作業をしてたのに……
嫌と言うほどチェックしただけあって、さすがにチャートエラーや番号抜けはなかったんですが。
これは冬にも早速バージョン1.01が出そうな感が……


8月15日 出来たー!

出来た……
苦節2ヶ月、完成です。
13巻、「ルエルの疫病王」出来ましたー!
今回はシステムの変更に手間がかかった上にテキスト量も過去最高。
今までで一番手がかかった子です。
こんな子ほど可愛い……んなワケないです。
いつまでたっても終わらないんで最後らへんはカリカリきてました。
でも今回作業速度は最短記録だったりする訳で……
うーん、よく分からん。集中力が身についたのか?
昔から「お前は集中力がない」とか事あるごとにいわれてたしなぁ。
「そんなものは一生身につかない」と自分でも思っていましたが、なかなかどうして。
とにかく、夏コミ本番に間に合いました!持って行きますねー!
それでは皆様海上……もとい会場で!


8月9日 印刷だ 印刷だ 印刷だ・・・って、ああぁああぁ

本番まで1週間を切りました。お外はカンカン照りです。
推敲もとりあえず終わって・・・てか終わらせて印刷作業に。
今回翻訳した13巻、作業中から分かってはいたんですが、とにかくテキスト長いです。
なんか毎回こんな事言ってるような気がしないでもないですが、多分気のせい、気にしません、ハイ。
12巻の時も最長記録で結構うんざりしてたんですが、グランドマスターシリーズになって気合が入ったのか何なのか。
ページ数なら前巻より50ページUP。
9巻とかと比べると、もはや小冊子一冊分ほどの厚みの違いがあります。
よくこんな本を2ヶ月でなんとかできたな・・と我ながらちょっとビックリ。
ただ、肝心なシーンで言葉が足りなかったり、どうでもいいシーンでテキストが多かったりと、首ひねる事も多かったのですが。

あと、今回は新シリーズという事でゲームシステムもリニューアル。かなり変更がありました。
カイの教えが一新したり、戦闘力点と体力点に大幅な見直しがかかったり、ナップザックの上限数が変更されたり・・・
さらに、これまでのプレーヤーの引継ぎについて、本文を読んだだけでは今ひとつ要領を得ず、結局当時のQ&Aに目を通して確認取ったりとか色々大変。
だから今回はシステム面にかなり多くの補足説明が入りました。
まあこれだけ書けば一通りの疑問は・・・と思われます。
しかし・・・「カルトの火の玉」を持ち越せなかったのは痛かった・・

とにかく紆余曲折あった末に今回の翻訳もどうにか完成したわけなんですが。
とりあえず試しに一部作ってみる・・・・
と、そこで重大な事に気づかされ。

「アクション・チャート」作ってない。

今回は大幅な手直しが要るんだよねぇ・・・
完成まで先は長そうです。
寝ている間に小人さんたちが作ってくれないかしら。
って、最近寝てないから無理か。
じゃあクラシ○ンの人でも某合身戦隊でも某特攻野郎でも誰でもいいから手伝いに来て。
あ、新聞の勧誘は来るなよ。


8月4日 こーやってみるとこまめに更新してるような

すんません、冗談です。
知らない人が見たら、まさかこの前の書き込みが去年の物とは思うまい。
よしよし、あっはっは・・・・・自重します。
ってか、丸々1年も空いていたのか・・・・

翻訳作業の再開以降、こまめに書き込まなければなぁ、とずっと思ってたんですが、
あまりの強行日程に正直HPにかまう余裕が一切なく・・・・
翻訳して、その日のノルマ終えて、気がついたら朝、みたいな生活が続いたもんで・・・
計画性のない性分で申し訳ない。
もっと早く、せめてあと一ヶ月早く始めたかった。
ま、そのおかげで作業最短記録を更新したんですが。

はい。
どうにか13巻の翻訳作業、全パラグラフ完了しました。
つい30分ほど前に。

コミケ本番まであと2週間、なんとか間に合ったー。
このあと推敲、レイアウトやサイズ切り、製本などあるけど、どうにかできるかな・・・
試作品くらいはできるはず。
この顛末は夏コミ本番で。
「有明ゲームブック横丁」で待ってまーす。
グランドマスターシリーズ第1弾「ルエルの疫病王」、
その詳細は後日の更新で!


7月23日〜27日 製本 製本 製本…… 

今回はちょいと趣向を変え、一週間弱の顛末を一気に掲載。
……すみません、ウソです。
早い話がアップし忘れたんだろ、という声が聞こえてくるようです。
いや、日記として毎日書くには書いてたんですよ……
ただ、HPにアップせよ!という大宇宙からの命令電波が届かず(ドカッ)
……もとい。
「ネクタリス」があまりに面白(バキッ)……
いえ、ウソです、ウソですって。ホントですってば(どっちだ)。
正直な話、やる前に毎日力尽きてました。
で、一切合財まとめて更新が今日になってしまったという訳で。
ほんとにここ1週間、作業やってご飯食べて風呂入るだけで精一杯でした。
身の回りの細かな事をするのは嫌いな方じゃないけど、さすがに今回ばかりはかなり億劫で……
とにかく、ここ何日かの経過を以下に。
どうにか今日は布団の上で寝れそうです……


7月23日 印刷

今回はこれまでやってきた9巻から11巻も大幅なバージョンアップをした関係上すべて打ち直しの改訂新版。
特に11巻は校正箇所が鬼のようにあったので今回のVar1.0ははっきり言って冬コミの時とはほとんど別物。
それに9巻や10巻も今の新しいプリンター導入前の製作だったから表紙も黒じゃなく紫色。
これもなんとかしなきゃと思っておりましたのでこの際修正も含めて全部やり直しです。
いやぁ太っ腹。もってけドロボー!
……おかげで寝る時間がなさそうですよ、旦那様。
さらに印刷にかかる金銭的なコストも馬鹿にならなくて……
テキスト出力の黒インクがあっという間に無くなっていくのはもちろんですが、表紙や巻頭の地図に使用するカラーインクの減りも尋常じゃないです。
最上級グレードで印字するだけに燃費悪いわ、専用の紙も高いわ、印刷するのに時間がかかるわ……
下手に試し印刷もできませーん。これで印刷しくじろうもんなら、目から汗が止まらない事態に。
あ、途中でインクが切れた……チクショー、またか!
今度はプリンターが紙を呑まねぇ!おい、どうしたキャノンピクサス(買って3ヶ月目)!お前の力はそんなものか!
などと、某三途の川の渡し守みたいな台詞を吐きながら印刷作業を進めた結果、
今日一日での印刷完了はムリ!
という……頭の痛い結論に達しました。
とりあえず白黒だけ
明日朝一でインクと紙、買ってきます。
ていうか、テレビつけたら早朝番組やっておりますよ。
今日は燃えるゴミの日。出したらちょっと寝まーす。


7月24日 印刷その2

起きたら「ピタゴラスイッチ」やってました。
最低限の掃除してから川崎のヨドバシへ直行、紙とインクを大量に買い込む。
インクは川崎まで出ずとも手に入ったんですが、紙のほうが近所で手に入らなかったんでやむなく。
久しぶりにプラモ売り場に行きたかった、というのもあったりなかったり。買う金はないけど。
結局、目的の物を買い揃え、おもちゃ売り場で超合金魂の「ボルテスX」のショーウインドーの前でヨダレをたらし、タミヤの「88ミリ砲」の箱を未練たらしく眺めてさっさと帰ってきました。
ま……買っても構うヒマないものね……
にしても……川崎駅前はなんとおいしそうな食べ物屋さんの多いことか。
何度もラーメン屋の入り口にふらふらーっと行きそうに。
悪魔の誘惑を決死の覚悟で振り切って帰宅。憂さ晴らしに家で麦茶の一気飲み。
ダメ。生活ただれてきました。
その後はなんとか持ち直して印刷作業再開、ほどなく終了。
文面 表紙デザイン
今日の晩御飯は粉吹きいもとご飯です。
明日からはサイズ切りだー。


7月25日 サイズ切り

昨日までに打ち終わった原稿を本のサイズに切りそろえます。
ほんとはビジネスコンビニとかいってカットすれば早そうなもんなんですが、いっぺんキンコーズでそれをやってエライ目に遭わされて以来、自分でやる事に。
印刷にしたってコピーすればもっと手間もかからないんだけど、両面印刷やって表と裏の文章配置が少しでもズレると見苦しくなるのでこれもダメ。
本って作るの大変だ……
今日は家庭用のペーパーカッターで少しずつ何度も切ってゆく作業。
誤差が出ませんようにと願いながらちまちまと……ちまちまと……
途中豪快に寝たりしましたがなんとか終了。
サイズ合わせ完了!
いよいよ明日は本番、製本作業!


7月26日 製本

やってきました製本作業。
実は以前、印刷業者に頼む事はできないかと業者に電話をかけた事があります。
でも聞いてみると、
ホビージャパンの出版していたローンウルフのサイズが特殊でメニューにはない事、
ページ数が多い事、
出版数が少なすぎる事、
巻頭の地図を入れる事が難しい事などの理由があり、結局断念しました。
それに第三者に頼んで、自らが望んでいない物が出来上がるのも癪ですし。
せっかく作るんなら妥協は一切したくなかったし。
元々人と何かするといつも簡単に折れて妥協してしまうクセがあるので、これだけは絶対他人の手を煩わせないと心に決めて以降はずっと手作り製本です。
1冊作るのに2時間ぐらいかかるけど、ま、それも仕方ないっス。
納得できるものが、後悔しないものができるならば。
実はまだ作業は終わってません。今からなんです……
今日一日で終わってくれることを願いつつ!
今日こそは布団で眠れる事を願いつつ!
作戦開始!戦闘開始!状況開始!


7月27日 完成!

やっぱり1日で終わらせるのはムリがあったようで。
でも……できました。
できた!完成ー!
今回もどうにか報われてくれました……
テレビは今「キューピー3分クッキング」をやってます。もうすぐ昼です。
やっとこれでHPもアップできる……布団で眠れる!
ヒゲも剃ってご飯も食べて、ごほうびのミカンの缶詰食べて!
いやその前に……
家賃払いにいかないと。すっかり忘れてた。
とまあ、今回も紆余曲折ありましたが、7月27日「暗黒の支配者」完成!
完成
夏コミの最低条件はクリア、であります!
よろしければ、是非いらしてくださいましね。


7月19日 製本作業、開始 

ひとまず校正が終わったのでいよいよ製本作業にかかる事に。
まずは原稿を本のサイズにページレイアウトを合わせるのですが、
・フォントサイズの修正
・1ページの字数、行数合わせ
・イラストレイアウト
てなトコが今日の作業。
この後に試し印字と最終チェックがありますがそれは明日以降。
だから今日の作業後に誤字脱字が発見されるとそれはそれは寒い事に。
せめて展示物に修正テープ貼るような不細工だけは回避せねば。

プチ・今日のお題「ジャーク語」

ここからは前回も言ってた、12巻翻訳にまつわる話題を。
今回の12巻「暗黒の支配者」翻訳において、とにかく悩んだのがこのジャーク語。
ローンウルフの舞台となる世界、マグナマンドに生息する下級生物、ジャークたちの使う独自の言語です。
1ゲームブックの、1種族が使う言語でありながら、恐ろしいことに読み、書き、単語、文法すべてが細かく設定されており、使いこなせば簡単な会話ぐらいはなんとかなっちゃう恐るべき設定。
海外の作者さんたちの尋常ならざるその芸の細かさには本当に驚かされます。
一度ファンの皆さんとジャーク語で会話できたら楽しいだろうなー、なんて思ったりするんですが。
海外の人とそれでコミュニケーション取れたらきっと愉快な事に(その前に英語勉強しろよ)。
本当にジャーク語、ゲームブックの1設定にしとくんがもったいないぐらいの作りこみです。
少々話は脱線しましたが。

12巻の冒険の舞台はダークランド。そのジャーク語が公用語となっている領域での話です。
つまり……
出てくるやつ出てくるやつ、ほぼみんなジャーク語でじゃべってます。
中には「これ……何語?まさかソマーランド語?」
とか思う展開もありますが。
でも本文中にジャーク語が出てくるとちょっと大変。
その意味が分からないと話が読めない……
本来ジャーク語を日本語に訳する必要はないのですが、でも意味ぐらい知っとかないと、前後の文章に差し支えます……
分からない単語もあるから完訳は無理な事も多いですけど。
で、ジャーク語が出るたんびに「マグナマンドコンパニオン」を引っ張り出して単語帳を当たるという作業に。
今回、その数がハンパなかった。
おまけに、その単語帳に載ってなければさらに大変。
単語をどうカタカナに表記するかでまた困る。
前訳者さんの固有名詞に対するカタカナ表現のクセをどこまで再現できるか、という事になりますんで。
例えば、10巻の舞台となる要塞都市、トーガール。
綴りは「TORGAR」で、この単語におけるカタカナ表記をどうするか、一時困ってました。
で、知り合いのネイティブな方に発音してもらう事に。
「とぉーがぁー」
ふむふむ。「トーガー」ですね?ありがとです、助かりました!
と、10巻翻訳時にはタイトルも「トーガーの牢獄」と書いてました。 ところが。
後に手に入れた「マグナマンドコンパニオン」を見てビックリ。
「トーガール」だ……
この翻訳作業は
「もしあのままホビージャパンから続刊が発売されてたらどうなったか」
を忠実に再現する至上命題がありますので、前訳者さんの表記を最優先する事も至極道理。
結局全部訂正する事に。
それ以降も、知らないジャーク語が出てくるたびに
「前訳者さんならどう表記されるんだろう」が頭の中をぐるぐると……
12巻、ダークロードとの戦い。そしてジャーク語との戦い。
敵は……敵は、手ごわかった………

ジャーク語についてはまた続きの話を後日に。


7月8日 今度こそ間違いねえ、本日終了! 

午後1時5分、全パラグラフ翻訳終了。
やった、取ったぜ、アストロの勝利だ! ざまぁ見やがれ!(明智球七の声で)
…………。
だからアストロ球団はもういいのね………。

先ほど買い物で寄ったスーパーで見かけた、若鶏モモ照焼198円に心を奪われ、赤字覚悟でゲットしてきたぐるまるきんです。
今日の主役はキミだ!
いっぺんあの分厚い一枚肉にかぶりついてみたかった……。

すんません。話がなんだかとんでもない方向に。
とにかく12巻、終了しました。
あー、やれやれ。なんとか今回も乗り切る事ができました。
校正や製本はまだですが、本番まで1ヶ月ありますし……ま、なんとかなるでしょう。
今回も翻訳作業中に色んな事がありましたんで、これからしばらくはそちらを振り返る感じで何回か更新を重ねていこうと思います。
ジャーク語とか、固有名詞表記とか、フローチャートとか。
普通の日記のほうもぼちぼち更新を、と考えてます。
あと、オリジナルも。

さて。
買ってきた「ロックマンゼクス」でもやってみましょ。
カプのゲーム買うなんて何年ぶりか……
あぁ、サターンの「ヴァンパイアハンター」以来だわ。


7月8日 本日終了? 

ぜぇ〜っ、ぜぇ〜っ……あ、あと二つじゃ〜(氏家慎次郎の声で)
…………。
ビーンボール魔球、投げてません。特攻もしてません。
ただいま〜 348パラグラフ〜
12巻「暗黒の支配者」翻訳もいよいよ大詰。
完訳までいよいよあと二つ。やっとここまでやってきました。
ただいま9時50分ですから昼までにはなんとか終わるかと。
「やった、終わった、よくがんばった賞」として、今回は副賞のMYごほうびにミカンの缶詰を用意いたしました!
封印してたゲームも少しぐらいは手ぇつけていいっすよね?


7月2日 でもやっぱり一番は昼まで寝たい 

ただいま怒涛の追い込み中。
不眠不休でやってる甲斐もあり、本日めでたく300パラグラフを突破しました。
多分ワールドカップの優勝チームが決まるまでには翻訳作業も終わるはず。
ここんとこゲーム買っても外箱眺めるだけというフラストレーション向上週間が続いていましたが、やっと解放されそう。
このままいってたらそのうち口から毒ガスでも吐けるんじゃないかと思うぐらい精神衛生上「痛い」毎日だっただけに・・・
結局今回も突貫工事でした。この後にオリジナル控えてる関係もあったし。
それに製本もありますし。
でもま、ひとまず翻訳が終わったら。
終わったら久しぶりにアリとクモ殺して地球でも防衛してみるか。
終わったら久しぶりにタミヤの1/35ストームタイガー組み立てを再開させようか。
終わったら久しぶりに「えいご漬」やって性懲りもなくF判定喰らってヘコんでみるか。
・・・終わったら!
なんて甘美な響き。
「ゴールは見えてからが遠い」
誰の言葉でしたっけ・・・・


6月29日 今日も今日とて 

えと……ただいま260パラグラフ。
本当に、本当にわずかずつですが進歩をしているようですよ。
何だか夜が白み始めてます。最近昼が長いから、夜が明けるのも早いですねー
今日も完徹でしたー。
ああ、だめ。何言ってるのか分かってない……
今日はとある死亡パラグラフを訳してたんですよ……
ええ、「君の命と任務はここで終わる」ってオキマリのセンテンスで締めるあのパラグラフです。
たいていこういうパラグラフは文章そのものは短いけど翻訳するのに相当気を遣うトコなんです。
何といってもそこでゲーム終わりですから。
当たり障りのない物書けません。
それに、結構似たフォーマットになるから、なるべく使い古した言い回しは避けるようにしたり。
毎回一緒じゃ手抜きと変わりませんもんねー。
で、今回は、ですよ。
一日に死亡パラグラフを3つ書く事になりまして。
「あー、今日は難儀しそうだなー」とか言ってたら。
とある死亡パラグラフがテキスト2ページ越えてました。
……どんなんや。
死亡のパラグラフに何をそんなに語る事があるのかと。
それもクライマックスに絡んでくるとか、物語の鍵を握るとかいう場面なら分からんでもないんだけど。
ごく普通な死亡箇所なんだけど……
この12巻翻訳と来たらもう……なんでこんなにどのパラグラフも延々テキストが続くのか。
短いパラグラフが無いわけじゃないけど、それにしても今回は多すぎます。
作業も75%過ぎたけど、まだまだ先は長そうで……

6月24日 長い長い、長い道 

こっちは直前更新が5ヶ月前ですか、えらいこっちゃ……
サボっとったんですねぇ、申し訳なかー。
こっちの更新が進まないのは、翻訳のほうが動いてる時でもあるんですが。
それにしても、やる気無しの助状態、大変失礼いたしました。
その当の翻訳の方は、ただいまパラグラフ数200を突破しております。
ま、7月頭にはなんとかなるかなー?
ひとまずエンディングパラグラフまで到達しましたし、ここ最近はペースも上がってますし。
この更新書き終わったらまたがんばります。

で、今日は先日翻訳したエンディングパラグラフの話。
現在翻訳中の12巻「暗黒の支配者」は、宿敵、ダークロードとの最終決戦が語られるいわばフィナーレイシュー。
その結末は1巻から延々と語り継がれてきた「マグナマンド・サーガ」そのものの大団円。
それは、長い旅のはてにようやくたどり着いた終着駅、といっていいと思います。

思いもひとしお、というか……いや、そんなもんじゃないっていうか………
それは、やっとここまで来たんだ、という万感の思い。
本当に、胸に迫ってきます……
訳の最中もずっとドキドキ。
とうとうこのパラグラフに手をつける時がきたのだと思うと、こみあげる物が熱くて熱くて……
翻訳しながら、ずっと泣いてました。
本当に涙が止まりませんでした。

話の続きに胸を躍らせ、なけなしの小遣いはたいて新刊を買い漁った小学生時代。
8巻を最後に続刊が打ち切られ、悲しくも悔しい思いをしてはや十数年。
諦めかけていた自分が、再び続巻を読む事ができると知った時の喜び。
英語なんてサッパリな自分が独学で翻訳を勉強し、そして初めて一冊の本に製本できた時の感動。
色んな事があった、ありすぎた。
ローンウルフに関わってから。
それは私の人生すら変えてしまった本。

そんな思いがいっぺんに押し寄せてきてしまいました。


幾多の危険をくぐりぬけ、カイの復興と世界の未来のために戦うカイ戦士、ローンウルフ。
そしてとうとうたどりついた最後の戦い、そして最強の敵。
読みながら、「自分もとうとうたどりついた、ここに、この場所に。20年かけて……」
そう思わずには、いられませんでした。

だから、止められなかった。
なんとかして、これぞ真の英雄!といった原版のエンディングの雰囲気を、日本語で表現したかった。
自分の力のできる限りの、渾身の翻訳をぶつけたかった。
1行に何日かけてもいいと思った。
感情が高ぶりすぎて文章が「振れすぎる」のは分かっていたけど、怖かったけど、それでも言葉があふれて止まらなかった。

結局3日かかりました。
その出来のほどは、是非皆様の目で確かめていただければ、と思います。

長い長い、長い道。ここがひとつの区切り。
12巻「暗黒の支配者」、プレイ終了。
7月上旬、完訳予定。

我が最後のカイ戦士へ――長い間、お疲れ様でした。

偉大なるカイとイシールの名において、安らぎと加護のあらん事を。
誉れ高きソマーランドの英雄、カイ戦士、ローンウルフ


1月19日 完成ー!……やっぱナシ!今のナシ! 

随分と更新をサボってたイツツユビナマケモノ、ぐるまるきんです。
何か今日もすごい夢を見たようなのですが、もう忘れました。
駄目です、最近は記憶が……
年明けの初仕事もひと段落し、家に帰ってきましたですよ。
部屋の私物を処分しつつ、年末作った11巻「時空の囚人」の校正作業を開始……
………………。
……なんかすごい項目数になったんですが。
出来上がった試作本にポストイット貼っていったら、なんと2束使い切るという豪気っぷり。
コレ全部データ修正したら……ほとんど別物……。
やっぱり2ヶ月の突貫工事はちとツラかったか……!
バージョン1.01は大幅な改修が施される事になりそうです。
……せっかくタミヤの1/35日本陸軍一式砲戦車が手に入ったというのに……組むヒマがないとは……
9巻は製作にかなりの時間があった……というよりチマチマ少しずつ作ってたので、試作製本までにかなりのテストヘッド期間がありました。
10巻は話の展開に難しい部分が少なかったためかすんなりと翻訳が通り、期間短縮に成功しました。
しかし11巻は……夏コミと冬コミの間がただでさえ短い上、職場軟禁バイトに1ヶ月近く引っ張り込まれ、帰ってきたらもう十月!なんてこったい。
早い話、甘く見てた……ってコトなんですね……。
いかん!こんなことでは。
とにかく、校正を早く終了させ、より完璧な物を!
完成には今しばしのご猶予を!

12月27日 完成ー! 

製本完了!
I've done well,Yeah!
……さすがに数をこなしてくると要領も得てくるんですねぇ。
イラストレイアウトもほぼ一発OK。狙った位置に印刷してくれてました。
冬コミ新刊もできた、翻訳本もできた、オマケも作った、言う事無し!
なんか報われたって感じです。去年と比べたらまさに雲泥の差。
さあ、あとは本番を待つのみ、いやぁ楽しくなってきました。
28日に東京へ出発でーす。

12月23日 いざ製本へ! 

翻訳完了から2週間、冬コミ新刊の作業をメインにしながらも、製本の下準備。
校正、イラスト配置、レイアウト、アクションチャート更新、
材料集め、紙の手配、印刷、サイズ切り、カバー作成・・・
その他もろもろの作業を経て、ようやく製本作業にまでこぎつけました。
やっと・・・本らしくなってきましたね。
今回はプリンターを新しく変えた事で色々と戸惑う事もありましたが。
顔料系インクから染料系インクに移行した関係で、出力される物の雰囲気が随分と変わった感じ。
染料系は光沢紙での黒の発色がメチャクチャキレイ。
顔料系で光沢紙使うと、どうしても紫色になるもので。
表紙カバーが黒一色の「ローンウルフ」では、これが結構死活問題だったりしたのです。
これまで作った「恐怖のるつぼ」「トーガールの牢獄」もイマイチしまらない外見で、
「なんかうまくいかんなぁ」と少々はがゆい思いをしておりました。
でもこれからは黒のキレイな「ローンウルフ」が作れます。バンザーイ。
それに染料系は選べる紙の種類も実に豊富ですねぇ。
コーティングから紙の薄さから本当によりどりみどりでありがたい限り。やる気も出るってもんです。

(ぼそっ)あとは中身の充実だけか・・・(痛)


12月9日 翻訳完了ー! 

苦節2ヶ月。
ローンウルフ第11巻、「時空の囚人」、
全パラグラフ翻訳完了しましたー!


よっしゃー!と心の中でガッツポーズ。
ふいー、今回も時間との戦いでございました。
11月下旬の怒涛の追い込みがなければ今頃まだ・・・
考えただけでもゾッとしません。
まだ製本作業が丸々残っているんで楽観はできませんが、とりあえず一つのヤマは越したという事で。
それと合わせてチンタラやってる冬コミ新刊もぼちぼち形になってきたかと。
本番までもう3週間切ってるんですもんねぇ。
そういや明日はコミケカタログの発売日。
私はCD―ROM版派なのでもう1週間待つのですが、色々確かめたい事もあるんですねー。
なんせ今回はお付き合いのあるサークルさんが軒並み抽選に落ちるというすさまじさ。
ウチらのジャンル、非電源ゲーム系はほぼ鉄板で受かると思ってたのに・・・。
今回もなんとか受かったウチは運がよかったということなんでしょうかねー。
2日間開催恐るべし。

なんとかクリスマスぐらいには全部完了している事を願いつつ・・・
ここ何週間我ながらよくやったとほめてあげつつ・・・
さあっ!今から「地球防衛軍2」だ!
アリさんクモさんっ・・皆殺しだーっ!

・・・相変わらず突発性ゲーム依存症に悩まされる、ぐるまるきんでした。

今日のBGM:「沙羅曼蛇 3面 『Planet RATIS』」

11月29日 体力点を失う。 

ようやくパラグラフが300こえました。
序盤が非常にツラかったんで、一時は冬コミやばいんじゃないかと思いましたが。
どうにかなんとかなりそうです。
今回は久方ぶりのお題語り。

今日のお題はタイトルのまんま、「体力点を失う。」です。

11巻の本文中、非常に特殊な敵との戦闘になる可能性があります。
なにが特殊かというと、その敵が毒を持っているという事。
とはいえ、これまでも毒を持った敵は数多くいましたから、その事自体は珍しくありません。
ただ、戦闘のルールの問題なわけです。
まあ、噛まれたら即死亡のカルコスやジャベク(ともに三巻)はともかく、
レカー(七巻)などのような、失う体力点が3倍になるような戦闘も過去にあります。
が、今回の戦闘では、
「体力点を失うたびに、その点数にさらに2点多く体力点をもっていかれる」
という限定ルールが発生します。
調べた限り、これまでの本文にないルールかと思うのですが。
これが、
「体力点の失点の有無にかかわらず毎回体力点を2点ずつ失う」
というのなら、泣く子も黙る初期のヘルガストなんかで適用されていましたし、翻訳するにも、
「毎回体力点を2点ずつ失う」
とだけ書いておけば何の問題もありません。
しかし今回は。
「体力点を失うたび、さらに体力点を2点失う」
なんか・・変ですよねぇ。
短い文中に「体力点」という文言を2回も使うのはどうも・・ かといって、
「体力点を失うたび、さらに2点失う」
では明らかに翻訳として不親切。
そこで別の訳。
「体力点を失うたび、さらに2点の追加ダメージを受ける」
なら文の通りもいいし、意味も分かります。しかし・・・
「追加ダメージ」っていう言葉はこれまで1回も使われていないんです・・・。
この「ローンウルフ」では「ダメージ」という言葉を極力使わない翻訳なんですよ・・。
戦闘力点や体力点の増減にかかわる文章表現は、
「加える、引く、差し引く、少なくなる、多くなる、失う、取り戻す、高くなる、低くなる」
の中から使うという暗黙のルールがあるようで。
翻訳第3案のように、それ以外の言葉を使って違う味になってしまうのが怖い・・・。
他の書きようがないものかと、随分考えたのですがどうも・・・
結局、納得できないままに第1案を採用しました。
文章の通りを優先すべきか、それとも確立された形式を踏襲すべきか・・
どっちがいいんでしょうか?


11月24日 「乱数表」を指せ!

ただいま240パラグラフー!
なんとか12月上旬の完成を目論みますですよ。
それが終わっても冬新刊が残ってますが。
ま、年内はヒマなしってトコですね。
メドがたっただけでもよしとするザマス!
あとはでかい病気にさえならなければ・・・。
そればっかりは神のみぞ知る?
なら、神のお告げを聞いてみましょう、レッツ「乱数表」!
・・・ホントに0指したらどうしよう・・・・

今日のBGM:「ダイヤモンド・アイ」

11月21日 エンジン 本格始動?

ふひー。
原因不明の首痛に悩まされる事4日、皆様はいかがお過ごしでしょうや、ぐるまるきんです。
今日も今日とて翻訳作業、ようやく先が見えてきた感じ。
現在パラグラフ数は220ほど。なんとか半分こえました。
とはいえ冬コミまであと1ヶ月チョイ。時間がない事には変わりありません。
新刊には一切手をつけていませんので・・・そっちの時間が・・ないんですわ・・
そういえば最近、地球を防衛してません。アリもクモも殺してません。
結構真面目にやってる自分に驚いたり。
いや、まだまだこれから。
僕も「アストロ超人」見習ってがんばらなければ。
超人ガッツでやってみます。

今日のBGM:「源平討魔伝 『だじゃれのくに』」

11月12日 まずは越えたる山一つ

11巻、ひとまずエンディングパラグラフまで到達しました。
ここんとこ情けない事ばっかり言ってましたが、ようやく第一段階突破、てなトコです。
しかし今回、ここに至るまでのパラグラフ数が、なんと10巻の五割増!長いハズです。
また、ゲームブックとしての難易度も今回は高いですねぇ。
はっきり言って、今回はソマースウォードないと・・・なレベルです。
結構色んなアイテムは手に入るんですが。
ま、これから空いてるパラグラフを埋める作業にかかります。
いや・・・その前に寝させてください・・・

11月9日 本当に先は長い

安駄婆もビックリです。

翻訳の先が・・見えてきません。
いや、デッドラインの方はよく見えてるんですけどね。
本当に終わるんでしょうか?これ・・・
筆者のやり方で翻訳すると序盤は時間がかかるんで、それも少なからずあるのでしょうが。
まず一度翻訳しながらゲームをプレイし、エンディングまで翻訳できたら、
あとはおおまかなシーンごとにパラグラフをマッピングしてそれをすべて埋めてゆく。
シーンのパラグラフが全部翻訳できたら次のシーンへ・・・
このやり方でゆくと、エンディングに到達するまでのパラグラフ数を正確に把握できるのです。
これまで9巻10巻と翻訳続けてきて今回の11巻なんですが、これがまた・・長いんだ・・。
パラグラフの数だけで言うなら、すでに今現在の段階で10巻のエンディング到達パラグラフ数をはるかに上回っています。
そしてそれでもまだ終わりが見えてこない・・一体どーなってんだ。
確かに今回シナリオ展開が一本道なんで、ある程度話のボリュームはあるかと思ってましたが・・
下手すると1プレイに全パラグラフの半分ぐらい消費するんじゃないかしら・・?
さらに頭の痛い事に、今回テキスト量多くって・・・
ああ・・また新しい日本語を作ってしまった・・

今日のBGM:「アストロ球団応援歌」

10月31日 伝う言葉は誰がために

相変わらず先は長いです。
なんとかあと一ヶ月で終わらせないといけない・・・
ムチャなスケジュールとは言いませんし、やってやれない事はないのでしょう。
でもそれも、ややこしい文章に出会わなければの話。
たった1行を丸一日かかっても訳せない時だってありますから・・・
また、意味は分かってもいい表現が思いつかなくて立ち止まる事も日常茶飯事。
8巻までに出た日本語版、これにテイストをどこまで近づけられるか、ですからねぇ・・・・
また、そうでなくては意味がないわけですよねぇ・・・

文章としての日本語版ローンウルフは、
「かっちりした固めの翻訳の中にあって、韻を踏むようなテンポのよさをも備えた独特のバランス」
が一番のキモであり真骨頂。
だからテキストが長くてもダレずに読める、次が見たくなる。
そしてそれを何とかして再現したい―――

考えてる事はこればっかり。
世のローンウルフファンの方々が望む、その後のローンウルフとはどんな物かを、深く、深く――
まあ、自分がこれまで書いてきた創作作品の書き口とはまるで違うので、大変でもありますし、また勉強にもなります。
もっともっと腕を磨いていいモノ書けるようにならんと。
それに、どこまで「あのローンウルフ」を再現できたかは、人に読んでもらうのが一番ですし。
さあ、冬になんとか間にあわせるザマス!


10月28日 先は長い(安駄婆の声で)

11巻「時空の囚人」翻訳中。
ようやく物語半ば、ってトコなんすかねぇ・・
異世界の冒険だけに何から何までこまかな説明が入る事もあって、
「今回話が長い!」
いや、一つ一つのパラグラフに入ってるテキスト量が多いんです。
・・ええ、ハンパなく。
おまけに、訳するのが苦手な会話シーンが中心な事もあって、
「読んでて意味分からん!」
もうここまできたらひらめきの世界・・
今回聞いた事もないような固有名詞がアホほど出るのもさらにツラかったり。
ま、ようやく冒険の道筋もついてきたあたりなんですが。
ペースとしては、なんとか冬コミまでの完成にこぎつけるかな、といったあたり。
さすがに落とす訳にいきませんからねぇ。
夏コミと冬コミの間って、どうしてこんなに短いのかしら?
教ーえてー おじいーさんー・・・
・・暴言でした。

10月11日 原版ルールと日本語版ルール

ただいま11巻の「ゲームのルール」セクションの清書中。
今回は物語の冒頭がいつもとは少々違う展開なので気を使います。
ま、いつもは前巻のほぼ丸写しなので、今まで楽してたといえばそうなんですが。
で、あらためて英文をこまかく当たって行くと、色んな事に気づく訳で。
「ここの文章、豪快に意訳してるなぁ」
とか、
「ああ、こんな表現俺にも出来たら・・・」
とか・・
・・・なんだ、自分のヘッポコぶりをあらためて認識しただけじゃないか。
まあたしかに!そういうのも言い出したらキリないんですけど、今回はもっと重要な話で。

本日のお題。
「特別な品物って・・・いくつまで?」

ローンウルフの密かな楽しみ、「特別な品物」コレクション。
各巻の冒険で最低1つは出てきます。
絶対手に入る物、敵を倒して奪っちゃう物、大枚をはたいて手に入れる物、
無いと死亡確定な物、何の役にも立たない物・・・
黒い腰帯から伝説の聖剣までまさになんでもござれ、
これの収集のために冒険続けてるといっても、あながちウソじゃあなかったり。

で、この特別な品物なんですが、実は海外版と日本語版で少々ルールが違います。

違うといってもただ1点、数の上限が決まっているか否か、という事ですが。

日本語版をプレイされた方ならご存知でしょうが、日本のローンウルフは特別な品物も持ち放題です。
ところが、海外では最大12個まで、という縛りがあるのです。
とはいっても、それを明記したのはマグナカイシリーズの始まる第6巻「恐怖の王国」からで、
それまでは海外版も上限にはノータッチでした。
ただ、装備の持ち運び方に非常にこまかい指示のあるこのゲーム、
「体の同じ箇所には重複して持ち運ぶなんてダメだからね!」
とは、1巻の時から暗に言いたかったようですが。
さすがに「『鎖かたびら』重ね着」とかは現実的にも変ですしね。
しかしながら、日本語版は6巻にそのような記載は一切なく、
結局以降も上限数に触れる事無く8巻まで刊行されてしまいました。
「もうこのままいこう!」という判断があったのかもしれません。
ですが日本語版8巻の本文中に、決めてなかったはずの上限数に触れるくだりがあるのです。
「え?12個しか持てなかったの?」
と、それを見た当時は聞いた事もないルールに首をひねったもんです。
結局無視して旅を続けましたが。
翻訳の方が抜き忘れたんだろう、という事で。

私が現在翻訳中のローンウルフは、この「日本語版ルール」に準拠してます。

つまり、持ち放題。

「もしあのままホビージャパンから続刊が発行されてたら」
を再現する事が至上命題ですので。
英語版には明記されてる特別な品物の上限にかかるくだりは、敢えて削除しております。
もし、ストイックなルールを望まれる方は、海外では一応そういう事になってるという事で、
「自分ルール」を設定よろしくお願いいたします。
長文陳謝。

10月9日 はっちゃけ、はっちゃけ、ボンクラ頭

9巻と10巻の製本作業もなんとか終了しました。
「最終工程まで来て本の背と腹を間違えてのりづけする」
という、家に帰って寝たくなるような痛恨のミスを犯したり(本当に痛恨・・・)しましたが、なんとか出来ました。
しかしまあ、自分で書いた文章というやつは、どうして後で見直すとこうも訂正箇所が多いのか。
毎回毎回「これで完璧!」と思って作ってるのに・・
そんなこんなで9巻はもはやVER1.03です。

閑話休題。

さて、本日はお題を設定しました。
「DUNGEON」
ダンジョン(正確にはダンジャンと発音らしい)です。
ファンタジーに慣れ親しんだ方なら説明の必要もないでしょう。
D&Dをはじめとするあまたの冒険の舞台でもあります。
(そういやス○ウェアも昔ディープダンジョンとか作ってたっけ・・)
で、この「DUNGEON」が何かといいますと、その訳な訳で。
ファンタジー通ならダンジョンといえば、
「(地下)迷宮、洞窟」
で安定でしょう。
D&Dも「迷宮とドラゴンと」という意味ですし。
ゲームブック、ファイティング・ファンタジーの傑作「死のワナの地下迷宮」も、
原題は「DEATH TRAP DUNGEON」ですから。
しかし、しかしです。
これを辞書で引くと「地下牢、土牢」なんです。
10冊近い辞書を片っ端から当たってみても、「地下迷宮」とは載ってない。
どうやらファンタジーの隠語なんでしょうね。
とりあえず納得したところで、今日の本題ですが、
先日翻訳完了した10巻「トーガールの牢獄」、原題は
「THE DUNGEONS OF TORGAR」だったのです。
これを単純にファンタジー暗黙のルールで訳すれば「トーガールの地下迷宮」です。
しかし、物語中、トーガールには地下はあっても迷宮はないのです。
地下にはイオウ採掘鉱床があり、そこに奴隷たちが強制労働させられていて、その彼らの監獄があるのです。
そこで、今回は本来の意味を尊重して「トーガールの地下牢」
さらにそこからイメージを硬く変じさせて「トーガールの牢獄」としたわけです。
この辺りの話は夏コミの時にも「あまん坊」さんや「流れの狼」さんと話をしたところなんですが。
「けどやっぱり、ダンジョンっていえば、普通迷宮だよな・・・」
と思う自分に今更ながらに気づいたり。
もっといい翻訳があったのかもしれないなあ・・・

9月27日 旧巻推敲完了、んで11巻翻訳作業突入

現場軟禁バイトで食いつないだ暑い夏がようやく終了、私は帰ってきた!(家へ)

・・ようやく翻訳作業に入れます。

しかし冬コミまで正味3ヶ月、本当に間に合うのかしらん?
とりあえず9巻と10巻の推敲をやり、製本作業まで突っ込む。
ウチのプリンターも最近トシのせいでフィーダの調子が悪く、どんどん紙を飲み込む始末、
おかげでうち出すだけで1冊当たり4時間・・・
これからまだサイズ切りやって製本作業までやると明日もおそらく一日仕事・・
父上、夜明けはまだ先にございます(泣)
でもまあ、自分で言うのもなんですが、製本技術も結構スキル上がってきたんで・・・
なんとか今日で終わらせて、早いトコ11巻の翻訳開始しないと。

とにかく、11巻「『時空の囚人』翻訳作戦」開始!ララーッ!(陸軍参謀タンツの声で)

7月18日 さあ、コピー、コピー!

昨日刷り上った物を原本にして、コピーをかける事に。
なんせ枚数が枚数なんで、なるべく安い店をと思いまずはネット検索。
郵送コピーサービスで1枚5円か・・・
しかし、原稿送ったり詳細を相談したりと何か手間を食いそう。
行き違いから、考えていたのと全然違うのが送られてきても困るし。
で、ビジネスコンビニならどんなものかと見てみたが・・・
高すぎます、キン○ーズ!
「現在キャンペーン中でして、1枚あたり10%オフの8.1円と大変お求め安くなっております」
お求めやすくねーです、おねーさん・・・。
これじゃそこらのコンビニと変わらん。
結局、学生時代に「学生の事情」で大量にノートコピーしてたコピー屋へと急行。
当時1枚6円コピーとして、学生内でももてはやされていたけれど、
しかし私の学生時代なんて、もうかれこれ10年近く前の話。
いやはや、10年ひと昔です。現在やってるのかどうかも怪しいけど・・・
店があるのかどうかも怪しいと思いつつ現場に向かうと・・・
あった・・・ありました!
しかも・・・
「1枚5円」
パワーアップしてるし!
ありがとうコピー屋さん、ありがとう神様!バンザーイバンザーイ!
喜びいさんでコピー開始。
しかしここで一つ問題が発生。
細かい字が・・つぶれてる・・・!
あいやー・・・
テキスト本文などは問題ないけど、フォントサイズが8を切ると字が見えない!
エコノモードの印刷が仇となったか・・・
えーい、仕方ない。そこだけ家に帰って打ち直ししよう!とにかく今日はこれで任務完了!
・・・またこのコピー屋さんには、周知本のコピーにも来る事になるし。
まだ先は見えそうにないです、げふん。

7月17日 印刷作業にて

文章はとにもかくにも出来たので、いよいよ印刷開始。
単行本のサイズに合わせたフォント合わせと余白設定の上、我が家のプリンターの出番です。
このへんの要領は9巻の時に培ったノウハウがあるのでまだ楽だけど、
なにせページが多いので手間もそれなりにかかる。
ただ印刷するだけでも4時間以上。その間プリンターにつきっきりなので気が抜けない。
おまけにウチのプリンターはフィーダーに難がありまして、よく用紙を呑んでしまう困ったちゃん。
9巻も合わせて印刷したせいもあって、結局作業終了までに丸1日を要してしまいました・・。

7月15日 10巻翻訳終了!!

本日ようやく最後のパラグラフ翻訳完了。いやー、長かった。
6月末に終わらせるはずが半月もずれこんでしまいました。
今日は以前出てきた文章を原文がそのまま使い回しているので、こっちも負けずに使いまわし。
むう、なんか手を抜いたように見えなくもなかったり。
それにしても今回はテキスト量が多かった。
前巻よりも1割ほどページが増えたような気が。余計な表現が多かったのかしらん?
それもこれも力量不足・・ううっ、善処しまーす(泣)。
明日は1日かけて推敲だー。


順序が逆で申し訳ないですが、以前の物も順次載せてゆきます・・・。

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